学校側から、3年生の総合学習の授業で、障がい者スポーツについての話をお願いしたいとの依頼を受けました。
そこでバーチャル大会参加でしたが、2020年は10km2021年は12月1カ月間で42.195kmのホノルルマラソン完走をした、吉川くんと榎澤さんに体験を通して感じたことを話してもらうことにしました。
脳性マヒがあり小さな頃から運動をした事もなく、移動も家族のサポートを受けての生活からのチャレンジでした。
二人とも福祉教室でお話をするのは初めての体験。
体育館に小学三年生の生徒そして先生方100名ほどの前で、
マラソンチャレンジやってみたい気持ちより不安な方が大きかったスタート時の気持ち、思うように体が動かないときの不安。
周囲の人たちの応援やサポートを受ける中で勇気が生まれ自信と自分への期待を持ち、目標達成できた時の喜びを緊張しながらもそれぞれ話しました。
自分たちのチャレンジが、誰かの頑張りたい気持ちのきっかけになってくれれば嬉しいです、と伝える姿に自分を信じる力を感じました。
その後つつじが丘小学校から送られてきた子供たちの感想の中に、自分もマラソン大会頑張りたいとか、色んな事を頑張りたいという感想があり、二人の思いは伝わっていることに嬉しく思いました。
その他動画を使用して、障がい者用トイレや障がい者用駐車場のお話をしましたが、こちらも映像を見ながら真剣に聞いてくれていました。
福祉教室での交流を通して、障がいの不便さや困ることを伝えるだけではなく、大人であれ子供であれ、障がいのあるなしにかかわらず困難なことに合えば苦しい思いや悔しい思いもする。
だけれども理解し合い、お応援しあえれば出来ないとあきらめてしまいがちなことも、出来るように鳴子ともある。
そんな気持ちを共有できたら誰にとっても意味のある生活になるのではないかと思いました。
宮副幸子